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世界初、ビタミンCとコラーゲンを結合させた「VCコラーゲン」の開発

新素材開発

年齢とともに現れるシワやたるみは、肌の老化が原因となっています。これは、真皮を構成している「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などの成分が年齢とともに減少または変性することによって起こります。なかでもコラーゲンは、真皮を構成する成分の70%を占めているため、減少や変性することでシワやたるみの形成に大きな影響を与えます。

コラーゲン研究の知見を活かし、コラーゲンを産み出す「VCコラーゲン」の開発に着手

皮膚に存在するコラーゲンは、肌を支え、形や弾力を保つ働きがあります。成熟したコラーゲンを産み出すにはビタミンCが必要不可欠です。不足するとコラーゲンが成熟せず、皮膚や骨、血管といったコラーゲンを多く含む部位に障害が生じます。ビタミンCは、化粧品をはじめ食品などに幅広く汎用されていますが、ビタミンC特有の “壊れやすい”という性質があるため、機能が充分に発揮されないのが現状です。

私たちは、シワやたるみの原因となるコラーゲンの減少を防ぐため、ビタミンCの「コラーゲンを産み出す機能」を最大限に活かした“コラーゲンを産み出すコラーゲン”である「VCコラーゲン」の開発に着手しました。

世界初、「VCコラーゲン」の開発に成功

私たちは、美しい肌をつくり出すために必要な「コラーゲン」と、生体内でコラーゲンをつくるために必要な補酵素「ビタミンC」を結合させた、機能性コラーゲン原料「VCコラーゲン」の開発に成功しました。開発技術は2020年7月2日に特許(特許第6727468号)を取得しています。「VCコラーゲン」の“コラーゲンを産み出すコラーゲン”の働きは、以下のとおり検証しました。

研究.VCコラーゲンによるコラーゲン産生促進効果を確認

VCコラーゲンの機能の1つであるコラーゲン産生促進効果について研究を実施しました。

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まず、コラーゲンを産み出す線維芽細胞にVCコラーゲン、一般的なコラーゲンをそれぞれ添加、培養し、線維芽細胞が産生したコラーゲン量を測定し、比較しました。
その結果、「VCコラーゲン」は一般的なコラーゲンよりも線維芽細胞のコラーゲン産生量を増加させることが確認できました。

続いて、線維芽細胞にVCコラーゲンを添加、培養し、線維芽細胞が産生したコラーゲンを染色することで、産生量の増加の有無を調べました。

Blue:細胞核 
Green:Ⅰ型コラーゲン

緑色部分がコラーゲンです。VCコラーゲンを添加することで、線維芽細胞のコラーゲン産生が促進されたことを確認しました。
これらの研究成果は、2021年に開催された日本薬学会第141年会にて学術発表をしています。

画期的な成分
「VCコラーゲン」で、
お客さまの肌の悩みを
解決していきたい

私たちは、肌のシワやたるみに大きな影響を与えるコラーゲンが、アンチエイジングにおいて特に重要だと考えています。「VCコラーゲン」は、ビタミンCとコラーゲンを結合させた世界初のオリジナル原料のコラーゲンです。コラーゲンが持つ保湿作用に加えて、ビタミンCが持つ抗酸化作用とコラーゲン産生促進作用を持っています。今後も、お客さまのお悩みを解決するため機能性の高いコラーゲン原料の研究開発に取り組んでまいります。