世界初、ビタミンCとコラーゲンを結合させた「VCコラーゲン」の開発
新素材開発
コラーゲン研究の知見を活かし、コラーゲンを産み出す「VCコラーゲン」の開発に着手
皮膚に存在するコラーゲンは、肌を支え、形や弾力を保つ働きがあります。成熟したコラーゲンを産み出すにはビタミンCが必要不可欠です。不足するとコラーゲンが成熟せず、皮膚や骨、血管といったコラーゲンを多く含む部位に障害が生じます。ビタミンCは、化粧品をはじめ食品などに幅広く汎用されていますが、ビタミンC特有の “壊れやすい”という性質があるため、機能が充分に発揮されないのが現状です。
私たちは、シワやたるみの原因となるコラーゲンの減少を防ぐため、ビタミンCの「コラーゲンを産み出す機能」を最大限に活かした“コラーゲンを産み出すコラーゲン”である「VCコラーゲン」の開発に着手しました。
世界初、「VCコラーゲン」の開発に成功
私たちは、美しい肌をつくり出すために必要な「コラーゲン」と、生体内でコラーゲンをつくるために必要な補酵素「ビタミンC」を結合させた、機能性コラーゲン原料「VCコラーゲン」の開発に成功しました。開発技術は2020年7月2日に特許(特許第6727468号)を取得しています。「VCコラーゲン」の“コラーゲンを産み出すコラーゲン”の働きは、以下のとおり検証しました。
研究.VCコラーゲンによるコラーゲン産生促進効果を確認
VCコラーゲンの機能の1つであるコラーゲン産生促進効果について研究を実施しました。
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まず、コラーゲンを産み出す線維芽細胞にVCコラーゲン、一般的なコラーゲンをそれぞれ添加、培養し、線維芽細胞が産生したコラーゲン量を測定し、比較しました。
その結果、「VCコラーゲン」は一般的なコラーゲンよりも線維芽細胞のコラーゲン産生量を増加させることが確認できました。
続いて、線維芽細胞にVCコラーゲンを添加、培養し、線維芽細胞が産生したコラーゲンを染色することで、産生量の増加の有無を調べました。
Blue:細胞核
Green:Ⅰ型コラーゲン
緑色部分がコラーゲンです。VCコラーゲンを添加することで、線維芽細胞のコラーゲン産生が促進されたことを確認しました。
これらの研究成果は、2021年に開催された日本薬学会第141年会にて学術発表をしています。
画期的な成分
「VCコラーゲン」で、
お客さまの肌の悩みを
解決していきたい
私たちは、肌のシワやたるみに大きな影響を与えるコラーゲンが、アンチエイジングにおいて特に重要だと考えています。「VCコラーゲン」は、ビタミンCとコラーゲンを結合させた世界初のオリジナル原料のコラーゲンです。コラーゲンが持つ保湿作用に加えて、ビタミンCが持つ抗酸化作用とコラーゲン産生促進作用を持っています。今後も、お客さまのお悩みを解決するため機能性の高いコラーゲン原料の研究開発に取り組んでまいります。