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コラーゲンを豊富に含むオリジナル素材 「プラセンタコラーゲン」を開発し、特許を取得

新素材開発

多くの人々は年齢とともに肌のハリや弾力を失い、シワやたるみなどの悩みを感じ始めます。これは、真皮を構成している「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などの成分が減少・変性することによって起こります。その中でも、コラーゲンは、真皮を構成する成分の約70%を占め、シワやたるみの形成に大きな影響を与えるため、コラーゲンの減少抑制や産生促進が重要であると私たちは考えています。

胎盤(プラセンタ)に含まれるコラーゲンに着目し、新素材の開発に着手

胎盤(プラセンタ)は、赤ちゃんとお母さんの体をつなぎ、赤ちゃんに酸素や栄養を与える重要な役割を担っています。その胎盤から抽出した成分であるプラセンタエキスには、コラーゲンをはじめ10数種類のアミノ酸、各種ビタミン類、ミネラル、酵素など、赤ちゃんに必要不可欠な成分が豊富に含まれており、美と健康にも有用な素材として化粧品や医薬品等で活用されています。

私たちは、プラセンタエキスが、肌にハリや弾力を与えるために必要な「コラーゲン」を豊富に含んでいる点に着目し、プラセンタエキスの機能性をより高めるため研究を開始しました。

コラーゲン濃度を高める独自技術で、プラセンタコラーゲンを開発

私たちは、シワやたるみの形成に大きな影響を与えるコラーゲンが、美容において特に重要だと考えています。そこで、プラセンタエキスのコラーゲン含有量を高めることはできないかと考え、研究に取り組みました。

その結果、プラセンタエキスのコラーゲン含有量を高める独自技術の確立に成功。独自技術を活用することで、コラーゲンを豊富に含む※1オリジナル素材「プラセンタコラーゲン」を開発しました。なお、本開発技術は2021年9月14日に特許(特許第6944606号)を取得しています。

プラセンタコラーゲンの特徴として、一般的なプラセンタエキスと比較すると、約9倍のコラーゲン※2を含有していることを確認しました。

プラセンタコラーゲンの機能性を検証

プラセンタコラーゲンの以下3つの機能性について検証しました。

  • 線維芽細胞増殖作用
  • Ⅲ型コラーゲン遺伝子発現
  • ヒアルロン酸に関する遺伝子発現

研究1. 線維芽細胞増殖作用の検証

線維芽細胞には、コラーゲンやエラスチン等の真皮の成分を生み出す作用があります。プラセンタコラーゲンを線維芽細胞に添加することで、線維芽細胞を増殖させる作用があることを確認しました。

また、“一般的なプラセンタエキス”と、プラセンタコラーゲンに肌のターンオーバーを促進する効果を持つ成分EGFを組み合わせた、“プラセンタコラーゲン+EGF”の線維芽細胞増殖率を比較すると、その差は約1.3倍であり、EGFと併用することでその効果がさらに高まることも確認できました。

研究2.Ⅲ型コラーゲン遺伝子発現の検証

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プラセンタコラーゲンを線維芽細胞に添加することで、肌にハリや弾力を与えるⅢ型コラーゲンの遺伝子発現を促進する傾向があることを確認しました。

研究3.ヒアルロン酸に関する遺伝子発現の検証

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プラセンタコラーゲンを線維芽細胞に添加することで、ヒアルロン酸合成酵素遺伝子の発現が促進されることが確認でき、さらにヒアルロン酸分解酵素遺伝子の発現を抑える効果があることを確認しました。プラセンタコラーゲンには、肌のみずみずしさや、しなやかさに関係するヒアルロン酸の産生を促進し、分解を抑える効果が期待できます。

革新的な成分「プラセンタコラーゲン」で、
お客さまの理想の肌へ導きたい

私たちは、美容においてコラーゲンが重要な役割を担っていると考えています。今回、独自の技術により、一般的なプラセンタエキスと比較してコラーゲン含有量※2が約9倍の「プラセンタコラーゲン」を開発しました。肌のハリや弾力の維持、シワに対する効果が期待できます。今後もお客さまの理想のお肌へと導けるよう、機能性の高いコラーゲン原料の研究開発に取り組んでまいります。

※1 一般的なプラセンタエキスと比較 ※2 ヒドロキシプロリン含有量

新日本製薬が新素材開発(コラーゲン原料の開発)に取り組む理由について、こちらからご覧いただけます。

URL:https://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/rd/advantage/