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世界初、コラーゲンとビタミンCを結合させたオリジナル原料「VCコラーゲン」を開発、特許を取得

研究開発 2020.08.06

新日本製薬 株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:後藤孝洋)は、美しい肌をつくり出す「コラーゲン」と、生体内でコラーゲンをつくるために必要な補酵素「ビタミンC(VC)」を結合させた、機能性コラーゲン原料「VCコラーゲン」の開発に成功いたしました。なお、本開発技術は、2020年7月2日に特許(特許第6727468号)を取得いたしました。

今回開発したコラーゲンとビタミンCを結合させた「VCコラーゲン」は、コラーゲンが持つ保湿作用とビタミンCが持つ抗酸化作用に加え、一般的なコラーゲン原料と比較して、約5倍※1のコラーゲン産生促進作用を持つことを確認しました。

また「VCコラーゲン」は、線維芽細胞賦活作用も有し、自社製造原料であるシコンエキスとカンゾウエキスを併用することにより、その効果を高めることも確認しました。

当社は、本開発原料を化粧品分野で活用し、事業推進を進めるとともに、経営理念にある「お客さまには最高の満足と信頼」を実現すべく、今後も機能性の高いコラーゲン原料の研究開発を継続してまいります。

【特許権の概要】

登録番号:特許第6727468号
発明の名称:化粧料の製造方法

【開発の背景】

当社がエイジングケア※2において特に重要だと考えるのが、真皮の約7割を占めるといわれるコラーゲンです。コラーゲンは、年齢とともに量が減少し、質も変化すると言われており、特にシワやたるみはコラーゲンの減少や変化による影響が大きいと考えられています。またコラーゲンには、線維芽細胞増殖促進作用やコラーゲン産生促進作用があります。ビタミンCは、生体内でコラーゲンをつくるために必要な補酵素であり、かつコラーゲン産生を促進し、抗酸化作用、優れた美白作用を持っています。そこで、これら成分を組み合わせ、機能性の高いコラーゲン原料をつくり出すことを目的とし、本開発を行いました。

【「VCコラーゲン」の機能性について】

コラーゲン産生促進作用

「VCコラーゲン」は、一般的なコラーゲン原料と比較して、約5倍※1高いコラーゲン産生促進作用を持つことを確認しました。さらに、コラーゲンとビタミンCを単体で配合した場合よりも、「VCコラーゲン」を配合した場合に、線維芽細胞のコラーゲン産生が高まることを確認しました。

線維芽細胞賦活作用

「VCコラーゲン」は、線維芽細胞賦活作用も有し、さらに自社製造原料であるシコンエキスとカンゾウエキスを併用することにより、その効果を高めることも確認しました。

その他美容効果

上記美容効果以外にも、保湿作用、コラゲナーゼ活性抑制作用、抗酸化作用、美白作用も有することを確認しました。以上の結果より、肌の弾力の維持や肌のくすみの抑制、シミの予防等への効果が期待されます。

【新日本製薬のコラーゲン研究について】

当社が、エイジングケア※2において特に重要だと考えているコラーゲン。その特性を見極め、より高い機能性を持つコラーゲンの研究・開発を行ってまいりました。これまで当社では、機能が異なる7種のコラーゲンを独自に組み合わせた「複合型コラーゲンEX※3」や、細胞膜の構成成分であるリン脂質とコラーゲンを結合させた「プロテクトコラーゲン」などを開発し、製品に活用してまいりました。当社はコラーゲンの持つさまざまな機能を通して、お客さまのお悩みを解決するために、大学との共同研究を推進し、オリジナル原料の開発や、コラーゲンのさらなる機能性の検証を行ってまいります。

※1 自社にて細胞を用いた評価を実施 ※2 年齢に応じたお手入れのこと ※3 整肌保湿成分

【用語解説】

(1)線維芽細胞

真皮に存在する細胞の1つ。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分をつくりだす。

(2)シコンエキス

自社にて製造を行う薬用植物「ムラサキ」の根から抽出したエキス。線維芽細胞賦活作用のほか、抗菌作用、皮膚の炎症の沈静化、皮膚刺激及び肌荒れの低減、皮膚の新陳代謝を向上させシミやくすみを薄くするといった効果を有する。

(3)カンゾウエキス

自社にて製造を行う薬用植物「ウラルカンゾウ」の根から抽出したエキス。線維芽細胞賦活作用のほか、抗炎症作用、美白作用といった効果を有する。

(4)コラゲナーゼ

コラーゲンを切断する分解酵素。

*当リリースは薬機法等諸法規に基づくものではありません。


この件に関するお問い合わせ

新日本製薬 株式会社 広報担当

TEL:092-303-8318

URL:https://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/