免疫機能を整える2つの成分「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の取り扱い契約を締結
企業 2020.12.11
新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長:後藤孝洋)は、免疫機能を整える成分として着目した乳酸菌「L.ラムノサス菌」と、免疫を強化するエネルギーを生み出すミトコンドリアをサポートする「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の取り扱い契約を締結いたしました。
2020年12月現在、新型コロナウイルスの感染拡大の終息の兆しが見えない中、インフルエンザも流行りはじめるこの時期に、ウイルスに感染しないため、さまざまな予防をされていると思います。そのような中、感染予防のために「免疫力」に着目されている方も多いのではないでしょうか。
そこで当社は、免疫機能を整える成分として着目した乳酸菌「L.ラムノサス菌」と、免疫を強化するエネルギーを生み出すミトコンドリアをサポートする「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」に着目しました。
【取り扱いの背景】
新しい「免疫療法」との出会い
米国で免疫療法を行うがん専門医が、アメリカ国立がん研究所と協働して、免疫維持のために①既成NK細胞+患者の免疫賦活(NK細胞増加)と➁ワクチン療法とを合わせた方法を医療現場で用いて成果を上げていました。この組み合わせ方から、健康な方の免疫力を整えるために、同様のアプローチ方法を役立てられないかという考え方が生まれ、2つの成分の組み合わせが誕生しました。
「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の2つの成分を組み合わせることで「①NK細胞が増加し、自然免疫を強化する」「➁ワクチン療法のように獲得免疫を手に入れるのを助ける」という2つの効果が期待され、実際に、この組み合わせの有効性がアメリカのロバート・ラング・エリオット医師により証明されました。そしてこの組み合わせを、アメリカンバイオサイエンス社が世界に向けて供給し始めました。
当社として、この2つの成分の組み合わせが「新しい免疫へのアプローチ方法」との可能性を確信し、この度取り扱いの契約をいたしました。
【「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の効果について】
2つの成分がもたらす3つの効果
「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の2つの成分を組み合わせることにより、以下3つの効果が期待できます。
- ウイルス侵入から守る:L.ラムノサス菌が、腸上皮細胞や共生微生物叢へ影響を与えることで、消化管から病原体が体内に入らないよう守る。
- 自然免疫を引出す:ウイルス(特にRNAウイルス)や細菌感染から体を守る自然免疫を引出す。(感染の初期にしっかりと防御する。)
- 新たに強化:感染やワクチンなどによって新たな免疫細胞が生まれ得ることができる獲得免疫を強化する。
※すべてのウイルスに対して効果を確認したものではありません。
出典:American BioSciences
【2つの成分の効果を検証したエリオット医師】
世界の一流医師による、2つの成分を組み合わせたエビデンス
国際医療専門家協会(IAHCP)によって、“世界の一流医師(世界の名医)”のプレミア出版で、「特集されるべき医師」に選ばれた実績を持つロバート・ラング・エリオット医師。
自身のクリニックの免疫不全患者に対し、補助免疫療法として、「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の2つの成分を使用し、有益な結果を得ることに成功しています。
ロバート・ラング・エリオット医師 プロフィール
腫瘍外科医であり、ルイジアナ州バトンルージュ(541 Shadows Lane, Suite C Baton Rouge, LA 70806)にある乳房学センター及び研究所において診断と治療にあたっている。免疫不全患者を「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」の併用療法で治療に成功。
ロバート・ラング・エリオット医師 コメント
私は人体とがんの免疫に40年以上関わっています。そして、過去3年間、免疫不全患者に「L.ラムノサス菌」と「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」を使用して来ました。この成分の組み合わせは宿主免疫力を維持するのにすばらしい効果を上げています。リンパ球の絶対値を十分に保ち、獲得免疫を強化することが期待できました。
【2成分の組み合わせの供給メーカー】
アメリカンバイオサイエンス社(American BioSciences)サイト:https://americanbiosciences.jp/elliott/
※12月17日(木)公開予定です。
【各成分の特長】
「L.ラムノサス菌」
体への届きやすさから世界で最も広く研究されている乳酸菌のひとつ。腸内細菌叢を改善して外敵をブロックする働きを持つ。
「L.ラムノサス菌」は、酸耐性も強く摂取効率が良いので、世界で最も広く研究されており、その健康効果は多数の論文で報告されています。しっかり腸まで届き、胃腸の感染と下痢の予防や治療にも効果的です。また、「L.ラムノサス菌」の細胞膜を構成するリポテイコ酸、さらに分泌タンパク質などが服用した方のサイトカイン分泌など免疫細胞を活性化する働きや、ワクチンの作用を助ける効果もあります。
「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」
2人のノーベル賞受賞者によって解明された成分
小麦胚芽由来成分の「FWGE(発酵小麦胚芽エキス)」は、ビタミンCの発見などで有名なノーベル賞受賞者セント=ジェルジ アルベルト博士によって、小麦胚芽に含まれる微量成分のがんへの効果が示唆され、研究が開始されました。やがてパン酵母による発酵過程を経ることで微量成分が濃縮され、がん患者に補助治療として使用されるようになりました。
その後、FWGEはさらに分画され、より低用量で使用可能な形に進化しました。その有効性は、DNAの二重らせん構造を解明し、1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞したジェームズ・ワトソン博士とそのグループによって検証されています。
FWGEは現在までに50以上の査読付き医学雑誌に収載された研究の主題となり、何百もの細胞株、動物、そして臨床試験での研究が記述されています。また、EUにおいて「dietary food for special medical purposes for cancer patients(がん患者に特別な医学的目的で使用される栄養食品)」として承認されています。
この件に関するお問い合わせ
新日本製薬 株式会社 広報担当:中島(ナカシマ)
TEL:092-303-8318
E-mail:pr@shinnihonseiyaku.co.jp
URL:https://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/