【業界初※1】新日本製薬、化粧品プラスチック容器の 「水平リサイクル」のために、直営店舗での容器回収を4月より開始
CSR 2022.02.17
新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長CEO:後藤孝洋)は、プラスチックの資源循環を目的に、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)素材の化粧品プラスチック容器※2を直営店舗で回収し、水平リサイクルによって同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」を株式会社BEAUTYCLE(本社:佐賀県神埼市、代表取締役社長:藤村太郎、以下BEAUTYCLE)の協力を得て化粧品業界で初めて※1実施いたします。全国の直営店舗8店舗で回収した化粧品プラスチック容器は、BEAUTYCLEの佐賀工場(2023年1月より稼働予定)に運ばれ、洗浄・粉砕等を経て化粧品プラスチック容器に再生されます。
※1 PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)素材の化粧品プラスチック容器の水平リサイクルで業界初 ※2 水平リサイクルの対象商品はパーフェクトワン モイスチャージェルとパーフェクトワン 薬用ホワイトニングジェル
【実施背景】
近年、プラスチックの廃棄物処理や海洋ごみ問題などプラスチックごみに関する問題が深刻化しており、市場の環境に対する意識は高まっています。当社の主要顧客層であるシニア世代に対して実施した意識調査でも「スキンケアに環境へ配慮された商品を使用したい」と回答した方が71.2%※1と消費者の環境に対する意識が高まりつつあることが分かります。
また、2022年4月1日から「プラスチック資源循環法」が施行され、私たち企業にとっても、今まで以上に環境に対する意識が求められてきます。
これまで、飲料に使用されるペットボトルのリサイクルシステムは確立されていましたが、化粧品プラスチック容器のリサイクルは、色や材質が異なることから、品質を保ったまま、同じ容器に再生する水平リサイクルが難しいとされていました。しかし、BEAUTYCLEでは、この課題を独自の循環型リサイクルシステムで解決し、プラスチックを廃棄せずに繰り返し使える、大切な「資源」として活用し、水平リサイクルします。プラスチックは、軽く、丈夫で長期保存が可能な素材です。だからこそ、他の素材で代替えすることばかり考えるのではなく、「使い続けられる仕組み」を築いていきたい。当社はBEAUTYCLEのこの取り組みに賛同し、使用済み容器を店頭で回収し、水平リサイクルによって同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」を実施する運びとなりました。当社はこれからも市場の環境に対する意識の高まりや企業としての責任を果たすため、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。
【パーフェクトワン リサイクルプログラムについて】
全国のパーフェクトワン直営店舗8店舗に2022年4月1日(金)から、容器回収BOXを設置。回収した一部容器は、BEAUTYCLEにて「資源」として活用し、同じ容器に再生させる水平リサイクルに利用いたします。
回収開始日:2022年4月1日(金)
回収場所:全国のパーフェクトワン直営店舗8店舗
対象容器:パーフェクトワン モイスチャージェル、パーフェクトワン 薬用ホワイトニングジェル
【新日本製薬の環境に対する取り組み】
主力商品のパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズは2022年2月に累計販売実績7,000万個※2を突破し、多くのお客さまにご愛顧いただいております。お客さまの生活に寄り添った商品を提供する企業として、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めることは責務であると考えています。そのため、これまでも一部の化粧品容器に、燃焼時に発生するCO2を60%削減できるグリーンナノ技術の採用や、化粧箱へ森林認証紙の使用、配送箱のサイズ見直しなど、当社にできることから着実に取り組んできました。当社は2022年3月に30周年を迎えます。今後も、10年、100年先の未来に向けた持続可能な社会、また経営理念に掲げる「社会に貢献する企業」の実現に向けて取り組みを推進してまいります。
※1 新日本製薬調べ 2021年12月 n=11,500(60代~70代) ※2 パーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズ累計販売実績2006年5月~2022年2月(ラフィネ パーフェクトワンシリーズ含む)
【BEAUTYCLE(ビューティクル)について】
BEAUTYCLEは、化粧品容器製造販売事業を展開するツバキスタイル株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:杉山大祐)が新設し、化粧品、トイレタリー容器の全く新しい循環型リサイクルシステムの構築及び取組みをスタートしました。佐賀県神埼市にリサイクル工場を建設し、化粧品容器について「回収→洗浄→粉砕→樹脂化→容器として再生」という、新たな循環型の仕組みを作ります。回収した容器は、トレーサビリティーも確保し、同じ化粧品の容器として再生させる事で化粧品版の「ボトルtoボトル」を実現させ、消費者にとってより安心なリサイクルシステムを実現します。
<工場イメージ>
BEAUTYCLE佐賀工場は 2022年 10月竣工、 23年 1月からの稼働開始を予定
本件に関するお問い合わせ
新日本製薬 株式会社 広報担当
TEL:092-303-8318
E-mail:pr@shinnihonseiyaku.co.jp