環境
気候変動への対応
商品やサービスの企画・開発からOEM による生産、輸送、販売、使用後までのすべてのプロセスにおいてCO2排出量の削減や省エネルギー等、環境に配慮した事業活動と負荷軽減に継続的に取り組んでまいります。
おまとめ定期の促進でCO2削減を
新日本製薬の物流センターから出荷される荷物は毎日約2万件にのぼります。この輸送時に発生するCO2削減にとお客さまの利便性向上を両立されることを考え、おまとめ定期を促進しています。当社の商品の多くは、1カ月で使い切る設計をしています。また全体の7割のお客さまは商品を定期購入されています。中には「早く使い終わるので、次月分を予定を早めて送ってほしい」というご要望をコールセンターにいただくこともあります。
そのためお客さまへ、おまとめ定期のご案内を開始し、荷物の配送を毎月1回から2カ月に1回の配送へ変更するご案内を促進しています。これにより輸送にかかるCO2の削減が期待でき、お客さまは受け取りの手間が軽減されます。
2020年度おまとめ定期移行件数
約68,000件※2020年9月時点
環境オフィス活動
新日本製薬では、環境に配慮し、オフィス活動においても「紙の削減」、「電力使用量削減」といった社員一人ひとりができる環境保全のための取り組みを行っています。目的:紙削減
- 複合機の2in1、両面印刷の標準設定
- データ共有によるペーパーレス会議の実施
- 電子データでの保存推奨
目的:電気使用量削減
- 未使用の電気・空調の消灯
- ノー残業デーの実施
- 服装のカジュアル化による省エネファッションの推進
目的:省資源
- マイ箸・マイカップの使用推進
- 文房具のリユースコーナーの設置
目的:ゴミの分別・削減
- 分別・リサイクルの徹底
- ペットボトルキャップの回収
Pick up
マイ箸・マイカップの使用推進私たちの周りにあふれている割り箸は、国内で年間約250億膳使われており、それを家屋に例えると約1万7千軒が燃やされていることになります。当社では新卒採用・中途採用や雇用形態に関わらず入社時にマイ箸を会社からプレゼントしており、社内でのマイ箸利用だけでなく社外での会食時にも積極的にマイ箸を活用しています。
循環型社会への取り組み
新日本製薬では、3R※活動の取り組みを通して、産業廃棄物の削減とともに再資源化を推進いたします。
※3R:リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)のこと。
売上予測の精度向上で不良在庫を削減
マーケティング部門と商品の受発注を管理する部門が月に1度集まり「在庫会議」を実施しています。在庫会議では、過去の売行データや販売促進計画等を考慮し、商品別に需給計画を立案・推進しています。また商品の受発注を管理する部門では、廃棄数削減を目標として設定し、より一層の在庫管理の精度向上に努めています。
配送箱の改良や緩衝材の削減
お客さまに商品をお届けする際に使用する配送箱や、使用する緩衝材の改良も進めています。配送箱は、複数形状を用意しお客さまのご注文量に合わせて最適な形状を選択。形状は物流部門がパートナー企業と連携し輸送時に商品の破損が生じないようテストを行ったうえで決定しています。2021年には、最も出荷数の多い配送箱のサイズを見直し、1箱あたり最大50%の紙を削減しました。
オフィス内のリユースの意識向上
日々使用するオフィス用品を、削減・再利用する取り組みを進めています。本社には、「ステーショナリーステーション」というオフィス用品を一括管理する場所を設置。新品のオフィス用品の隣には、使わなくなった文房具等のリユースコーナーを設置し、新品を使用する前にリユースコーナーを確認する社内風土の醸成に努めています。また環境月間に合わせてリユースデーとして使用しなくなったオフィス用品を、リユースコーナーに持ち込む日を設定。社内のイントラネットで削減実績を共有するなどし、継続的に社員への啓発を行っています。
生物多様性の保全
当社の商品には、自然由来の成分を多く使用しています。お客さまに安心して当社の商品をご利用いただくためにも、また成分の供給が滞ることなく続くためにも、生物多様性の保全が重要と考え、取り組みを行っています。
森林認証紙採用の取り組み
社内の取り組み
棚田保全
都市と農山村住民が一体となり、棚田や山林といった豊かな自然環境を保全することを目的に福岡県八女市黒木町で発足した山村塾では、2012年7月に起きた九州北部豪雨で被害に遭った笠原地区への支援として、農家が棚田で作るお米を5年間継続して購入する「笠原棚田米サポーター」を企画、豪雨被害への継続的な支援を行っています。当社はこのサポーターとなり社員食堂で使用するお米として年間960㎏の棚田米を継続的に購入し、社員食堂で提供するお米の約半分を棚田米でまかなっています。被災地を元気にするため、美しい棚田の風景を未来へ引き継ぐため、継続的な支援を実践しています。
地産地消
従業員の癒しと交流の場を目的に本社の最上階に設置された社員食堂では地産地消の取り組みを積極的に実施しています。地産地消を推進することは、地域の農村部の生態系の保全や、食材の配送にかかるエネルギーの使用削減に繋がることはもちろん、私たち自身が日ごろ当たり前に食している食材について考えるきっかけとなります。
そのため当社では、年に1回「地産地消応援デー」を開催。社員食堂で提供するランチに地元食材を活用するだけでなく、従業員の食材への関心を高めるための掲示などを行い意識啓発に努めています。