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特集1

パーパス浸透プロジェクト座談会

新日本製薬は2023年1月にパーパスを制定しました。パーパスの社内浸透を推進するために立ち上げられたパーパス浸透プロジェクトの担当社員に、これまでのプロジェクトの振り返りや今後の活動について語ってもらいました。

参加者:経営推進部IR・広報室 (左から)小西、平林、米村

Q:どのような経緯でパーパス浸透プロジェクトを立ち上げられましたか?またプロジェクトスタート時の考えや想いをぜひ教えてください。

米村 :当社が創立30周年を迎えた2022年に経営とともにパーパスの策定に取り組みました。策定のフェーズから「社内に浸透させなくては意味がない」と考えていたので、ごく自然にパーパス浸透プロジェクトを立ち上げることになりました。パーパスは、会社にとって“WHY”にあたり、経営理念が“WHAT(何をするか)”だと捉えています。“WHY”を意識することで経営理念の実現にもつながると思っています。

平林 : 私は、パーパスが策定された後にプロジェクトに入ったので、そもそも「パーパスとは何だろう?」と理解するために情報収集をたくさんしました。私の抱えている疑問はきっと他の人も同じように感じるだろうなと思い、まずは自分が理解しなくてはと思いました。

小西 : 同じく私もプロジェクトへの参加は策定後だったので、当初はパーパスという言葉自体になじみがありませんでした。よくよく理解を進めていくと「当社がこれまでに大切にしてきたことを、大切にしていけばいいのだ」と思うことができました。

Q:浸透プロジェクトで取り組んだ内容を教えてください。

米村 : このプロジェクトを進めるにあたって、プロジェクト自体のゴールがないと途中、施策を行うことが目的になってしまうと思いました。そのためまずはゴール設定に取り組みました。メンバーと議論してゴールを「社員が、パーパスを意識した行動を自発的に実践している状態」とし、そのゴールに向け、認知 ・ 理解 ・共感 ・ コミットメント ・ 自発的な行動とフェーズを分けて取り組むことにしました。2023年度は、パーパスの認知と理解の取り組みを進めました。

Q:グループワークの実施や社内のいたるところにパーパスが掲げられたのもこの「認知」と「理解」のフェーズの施策の一つですね。

小西 : はい。当初は、「どうやったら認知・理解を進められるだろう、社員にどう伝えるのがいいのだろう」とあれこれ悩んでいました。しかし、他社のパーパス浸透を担っている方と話す機会を設けた際に「鉄は熱いうちに打った方がいい」と助言をいただきました。その言葉をきっかけに、とにかく実行できる施策はどんどん進めて、結果を見て軌道修正していけばいいと思うことができました。「とにかくやってみる」と思って日々取り組んでいます。今は、パーパスが今後の当社の軸だと社員全員に理解してもらうために、掲示物やボールペン、付箋、PCの壁紙……とあらゆる箇所にパーパスをいれています。

平林 : 私は各部署から社員を集めてパーパスについてのグループワークを実施しました。私が当初そうだったように「パーパスとは何だろう?」と思っている社員の疑問を解消することと、このグループワークをきっかけに他社はどのようなパーパスを掲げているのか、自分で調べて知るきっかけになるといいなと考えました。そこで、ワークに「このパーパスはどこの会社でしょう」というゲームを取り入れました。自分で他社のパーパスについてその会社の事業とのつながりを考えることで、より能動的にパーパスについて考えてもらえたのではないかなと思っています。

Q:ありがとうございます。今は社内のどこを見ても「パーパスが目に留まるな」と社員の一人として感じています。きっとこの視覚でわかる変化に社員の皆さんも、軸が変わると体感できていると 思います。最後に今後の展望を教えてください。

小西 : 2つあると思っていて、1つはスピード感をもってこのプロジェクトを推進し、当たり前に社内でパーパスが語られる状態を迎えてプロジェクトを解散できることだと思っています。

米村 : もう一つは新しい社員がどんどん参加していく中で、パーパスの浸透から実践を社内の仕組みにどのように組み込んでいくかを検討する必要があると考えています。社員に流動性がある時点でパーパス浸透に終わりはないと思っていて、それが当社の文化として根付く、当たり前になるということをめざして引き続き活動していきたいです。